カズサローズ（1983年生、母カドリール）

Kazusa Rose

1983.03.07

カズサローズ（1983年3月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアンバーラマ（当時16歳）と交配したカドリールが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大滝 康晴。戦績は、中央平地10戦2勝。主な勝ち鞍は1986年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

2月2日、デビュー戦は牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は426kg。鞍上は谷中公一騎手。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のヒメハギビゼンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月22日、4歳400万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月8日、牝馬限定の4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

6月29日、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のオーゴンカザンをアタマ差振り切ってトップでゴールへと飛び込んだ。

9月6日、ハンデ戦で4歳以上900万下のながつき賞（中山芝1200m 外回り 雨/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤栄騎手。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

9月20日、4歳以上900万下の秋分賞（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤栄騎手。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

4歳（1987年）

6月20日、4歳以上400万下の恵庭岳特別（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5歳（1988年）

6月18日、4歳以上400万下の恵庭岳特別（札幌ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

7月10日、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

7月24日、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に敗れた。