トロピカルストーム（1996年生、母シービースワロー）

トロピカルストーム（1996年5月29日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時6歳）と交配したシービースワローが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）磯野牧場。戦績は、中央平地20戦1勝。主な勝ち鞍は1998年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

吉永正人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

8月9日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた5戦目は、板倉真由子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で板倉真由子騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のルージュシチーに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（福島芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で板倉真由子騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

3歳（1999年）

4月11日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下のひめさゆり賞（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定4歳500万下の牡丹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（7戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた12戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた13戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

4歳（2000年）

2月6日、約7か月の休養明けで迎えた14戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き15着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉永護騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた17戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた18戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

5月7日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は板倉真由子騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で板倉真由子騎手（4戦1勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。