ランフォーカヴァー（2007年生、母カネショウレグナム）

ランフォーカヴァー（2007年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「掩護しに走れ」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時19歳）と交配したカネショウレグナムが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は庫宝牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方40戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、庫宝牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

1月23日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

4月24日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

6月3日、中5週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた4戦目は、山本茜騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマコトイシスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本茜騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた6戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた8戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のアブサンに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

8月30日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のラピッドプログレスに2馬身の差をつけて3勝目を手にした。

9月13日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシルキーフェザントを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月11日、中3週で迎えた11戦目は、Lady bAbA スペシャル（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた13戦目は、滝観洞レース（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

12月5日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、みちゃおきいちゃおIBC賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で阿部英俊騎手（7戦3勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ニシノサンダーに交わされて3馬身差の2着となった。

12月30日、中0週で迎えた16戦目は、北奥羽ナニャドヤラレース（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で阿部英俊騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

4歳（2011年）

1月9日、中0週で迎えた17戦目は、猊鼻渓レース（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で阿部英俊騎手（9戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月16日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、がんばろう山元（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で阿部英俊騎手（10戦3勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

5月23日、連闘で迎えた19戦目は、キヌガサソウレース（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で阿部英俊騎手（11戦3勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

6月5日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、室根山レース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で阿部英俊騎手（12戦3勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したナイトストーカーズを差し切れず、4馬身差の2着となった。

6月20日、中1週で迎えた21戦目は、賢治のイーハトーブまつりレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で阿部英俊騎手（13戦3勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月3日、中1週で迎えた22戦目は、三陸リアス賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で阿部英俊騎手（14戦3勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

8月1日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1一（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で阿部英俊騎手（15戦3勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた24戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、JRA VS 岩手競馬第1戦（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（16戦3勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた26戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、一般B2七（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた27戦目は、新横手駅オープン記念レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（17戦3勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた28戦目は、奥州宇宙遊学館レース（盛岡ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は木村暁騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

10月31日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、もみじ賞（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた30戦目は、住田町かっこ花レース（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた31戦目は、温泉三昧八幡平市レース（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木村暁騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた32戦目は、一般B2八（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で木村暁騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

5歳（2012年）

1月2日、連闘で迎えた33戦目は、一般B2九（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で木村暁騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月8日、約3か月の休み明けで迎えた34戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で木村暁騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

4月15日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で木村暁騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で木村暁騎手（9戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた37戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

5月20日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木村暁騎手（10戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

5月27日、連闘で迎えた40戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（11戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月3日、連闘で迎えた41戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（12戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月10日、連闘で迎えた42戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村暁騎手（13戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた43戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村暁騎手（14戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。