ポルトヴェッキオ（2018年生、母ポルトフィーノ）

ポルトヴェッキオ（2018年1月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「フランス、コルシカ島にあるリゾート地」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時10歳）と交配したポルトフィーノが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の一般C32 C41。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額5,000万円（125万×40口）で一口馬主が募集された。

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月26日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず3着に敗れた。

3歳（2021年）

7月11日、約11か月半の休養明けで迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、一般C32 C41（門別ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るアルマブレイドを豪脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月27日、連闘で迎えた4戦目は、しべつ牛乳特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、ジョブックルーチェに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月9日、中5週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた5戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホッコーマイサンを次元の違う末脚で半馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

4歳（2022年）

5月15日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から23kg戻して迎えた6戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイナストーンに半馬身届かず2着に敗北した。

8月28日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

10月10日、中5週で迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイモータルフェイムに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（2023年）

2月11日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサトノアポロンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの青梅特別（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

2023年6月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。