ドクターコマンド（1997年生、母シヨノフォルテシモ）

ドクターコマンド（1997年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニッポーテイオー（当時14歳）と交配したシヨノフォルテシモが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）庄野牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方32戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、庄野牧場から「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、庄野牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、松岡悟によって535.5万円で落札された。

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

10月17日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

10月30日、中1週で迎えた2戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

3歳（2000年）

4月22日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

6月18日、中4週で迎えた5戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

10月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、4歳A（上山ダート1500m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳A（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月12日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた9戦目は、須田英之騎手を鞍上に迎えて、4歳A1（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた10戦目は、4歳A（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた11戦目は、4歳A1（上山ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は須田英之騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

4歳（2001年）

4月17日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、一般C4ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月24日、連闘で迎えた13戦目は、一般C4ロ（上山ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月4日、中0週で迎えた14戦目は、一般C4ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた15戦目は、一般C4ハ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江川伸幸騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた16戦目は、一般C4（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江川伸幸騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月15日、中5週で迎えた17戦目は、吉原正和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るモナナを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

8月4日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原正和騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエクスポーラを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

8月25日、中2週で迎えた19戦目は、石川浩文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

11月24日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川浩文騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石川浩文騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5歳（2002年）

1月2日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 雪/重）に出走。鞍上は4戦連続で石川浩文騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

2月3日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川浩文騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

2月20日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川浩文騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石川浩文騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原正和騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は石川浩文騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川浩文騎手（8戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた29戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

7月6日、中4週で迎えた31戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月29日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村欣也騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村欣也騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオースミフルートを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

8月25日、中0週で迎えた34戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で北村欣也騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石川浩文騎手（9戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた36戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月27日、中3週で迎えた37戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた38戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安東章騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。