テーオードラゴン（2002年生、母ユキノ）

テーオードラゴン（2002年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋飛龍」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時10歳）と交配したユキノが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は風間洋。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、中央障害11戦0勝、地方5戦3勝。主な勝ち鞍は2006年のサマーカップ(A3)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、風間牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

1月30日、デビュー戦は鹿戸雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

8月21日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジェイケイワンダーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月4日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

9月17日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

9月24日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

4歳（2006年）

2月3日、中7週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた10戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラトナラジュに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月16日、中1週で迎えた11戦目は、ネコヤナギ特別（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマンダレーを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

4月11日、中7週で迎えた12戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい4着に敗れた。

5月14日、中4週で迎えた13戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた14戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、カシオペア賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

7月17日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた15戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、サマーカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスワヤマダンディに3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

8月13日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた16戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の由布院特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

8月19日、連闘で迎えた17戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の大濠特別（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の千種特別（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

10月22日、中5週で迎えた19戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた20戦目は、菊池憲太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月26日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は嘉堂信雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2007年）

2月17日、中8週で迎えた23戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で白坂聡騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。13着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月9日、約5か月半の休み明けで迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月13日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた28戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた29戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

6歳（2008年）

7月6日、約7か月半の休み明けで迎えた30戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。10着に終わった。