サルトルーヴィル（2020年生、母ヤマノサッシュ）

サルトルーヴィル（2020年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フランスのセーヌ川沿いにあるコミューン名」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時13歳）と交配したヤマノサッシュが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、チャンピオンズファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ニッシンホールディングスによって440万円で落札された。

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

6月5日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

7月10日、中4週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

11月20日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着に入った。

12月25日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマジックタッチに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2023年）

1月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で津村明秀騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

4月29日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメモリーグラスを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月20日、中2週で迎えた9戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

8月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

9月2日、連闘で馬体重を前走から18kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

4歳（2024年）

2月3日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で木幡巧也騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

4月13日、中6週で迎えた15戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き15着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。