プリティチェリー（1983年生、母グランドキャッスル）

プリティチェリー（1983年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクラウンドプリンス（当時14歳）と交配したグランドキャッスルが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1986年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

大久保石松厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

4月13日、デビュー戦は4歳未勝利（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。鞍上は高橋隆騎手。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

4月27日、4歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋隆騎手。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月8日、4歳未勝利（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は猿橋重利騎手。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月28日、4歳未勝利（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったゴールデンパンサーにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

7月13日、4歳未勝利（札幌ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で猿橋重利騎手。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のブゼンブラボーを3/4馬身振り切って勝利を収めた。

4歳（1987年）

6月21日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

7月25日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は猿橋重利騎手。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

8月9日、4歳以上400万下（函館芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

8月23日、4歳以上400万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

9月12日、4歳以上400万下（函館ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は塩村克己騎手。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。