コウヨウブライト（1997年生、母シノセイコー）

コウヨウブライト（1997年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアスワン（当時18歳）と交配したシノセイコーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はつつみ牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着1回、中央障害7戦1勝。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、つつみ牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、武政厚男によって525万円で落札された。

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

8月7日、デビュー戦は安田康彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は512kg。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた2戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

9月19日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

3歳（2000年）

4月1日、約6か月半の休養明けで迎えた5戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月14日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6月3日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

7月9日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったグッドパーラライスにねじ伏せられてアタマ差の2着となった。

8月6日、中3週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヘイセイダンスに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月7日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた16戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

4歳（2001年）

1月8日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフローラルレディに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月28日、中2週で迎えた18戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（6戦2勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた21戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月26日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

6月17日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた24戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマークオーに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月30日、中1週で迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で白坂聡騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

9月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。鞍上は出津孝一騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた27戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。