エンプレスショウワ（1983年生、母キサキカマダ）

エンプレスショウワ（1983年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時11歳）と交配したキサキカマダが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）昭和牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1986年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

佐々木猛厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

1月25日、デビュー戦は4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。鞍上は田村正光騎手。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

2月9日、4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

3月9日、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったネアルダンサーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3月22日、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は郷原洋行騎手。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

4月27日、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

5月18日、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のイナポピーに4馬身の差をつけて勝利を収めた。

6月15日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

6月28日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のセンゴクタケシに2馬身半の差をつけて勝利した。

11月23日、4歳以上900万下の神代特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

12月14日、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は田村正光騎手。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

4歳（1987年）

6月27日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

7月11日、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

7月26日、牝馬限定の4歳以上400万下のまりも特別（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。