アイファーグローブ（2019年生、母レディワシントン）

アイファーグローブ（2019年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+グローブ」。毛色は青毛。種牡馬のアイファーソング（当時11歳）と交配したレディワシントンが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はWing Farm。主な勝ち鞍は2022年の名古屋モーニングフィーバー10。

経歴

デビュー前

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

11月27日、デビュー戦は秋山稔樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。

3歳（2022年）

5月28日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

6月24日、中3週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた3戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、レンヌメファに半馬身交わされて2着となった。

7月7日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー7（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスーパーショットに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー10（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアカサカココアに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は秋山稔樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

4歳（2023年）

1月5日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

5歳（2024年）

5月4日、約16か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山稔樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のショーケンに4馬身の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

5月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの愛宕特別（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

7月7日、中6週で迎えた10戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの天の川賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ジョージテソーロに交わされて5馬身差の2着となった。

7月28日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの麒麟山特別（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

9月16日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの鋸山特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

11月10日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの福島放送賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（5戦1勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

11月30日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鹿島特別（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

6歳（2025年）

1月6日、中4週で迎えた15戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの初茜賞（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

2022年6月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。