ケイジーシェーバー（2001年生、母マルゴスイング）

ケイジーシェーバー（2001年6月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「馬主名より＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時13歳）と交配したマルゴスイングが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は山腰義忠。戦績は、中央平地11戦0勝、地方12戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上C9-2。

経歴

デビュー前

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

8月11日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

3歳（2004年）

1月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

2月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた8戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

6月27日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

7月25日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は南田雅昭騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

9月24日、中8週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた12戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシルクタキシードを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月3日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上C9-2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグリーンタッチに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月17日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C5-2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

4歳（2005年）

2月18日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上C7-2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で寺地誠一騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた16戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C7-3（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

3月30日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上C7-1（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C9-1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4月27日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C8-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウスズミサクラにクビ差交わされて2着となった。

5月19日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C7-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で寺地誠一騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上C7-2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で寺地誠一騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上C8-1（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で寺地誠一騎手（9戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユウターラスカルに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月24日、中5週で迎えた23戦目は、4歳以上C5-2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で寺地誠一騎手（10戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。