シンデレラリリー（1990年生、母ハリウツドバーブ）

シンデレラリリー（1990年5月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリヴリア（当時8歳）と交配したハリウツドバーブが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地17戦2勝。1993年の忘れな草賞(オープン牝)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

8月8日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 雨/重）に出走。馬体重は444kg。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く3着に敗れた。

8月16日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（函館芝1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスタックオンユーを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

8月30日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのクローバー賞（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（5戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

3歳（1993年）

1月6日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンのKBS京都紅梅賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

2月6日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のあすなろ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のテンコウミカを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

3月13日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳オープンのチューリップ賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4月25日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内山正博騎手（3戦1勝）。17頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で内山正博騎手（4戦1勝）。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

9月25日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上900万下のSTV杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（6戦1勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた15戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の壬生特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた16戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

12月5日、連闘で迎えた17戦目は、T.ジャルネ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’93ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。