プジュリ（2003年生、母ステイヤング）

プジュリ（2003年1月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「愛犬名」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時10歳）と交配したステイヤングが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

11月20日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。17頭立ての11番人気で大外17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

3歳（2006年）

2月19日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

4月16日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

6月3日、中6週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月16日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、4着に入った。

8月19日、中4週で迎えた7戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったレオリズムにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマイスターキングを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

10月8日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスーパーキャノンを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って単勝一倍台の評価に応えた。

12月9日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の幕張特別（中山芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

4歳（2007年）

6月3日、約6か月の休み明けで迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

7月8日、中4週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。

9月22日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた18戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、最後はジョウノエリザベスと並んで4着同着となった。

5歳（2008年）

5月3日、約5か月半の休み明けで迎えた19戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンアイブライトに5馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

6月14日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の稲村ヶ崎特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

7月19日、中4週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた24戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヴィヴィッドカラーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

10月18日、中6週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月16日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

6歳（2009年）

4月26日、約4か月半の休み明けで迎えた28戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の石和特別（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた29戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝2000m 小雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したフライングメリッサにクビ差届かず2着に惜敗した。