サイブレーカー（2020年生、母Downside Scenario）

Psy Breaker

2020.03.30

サイブレーカー（2020年3月30日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「Psychicより+破壊者」。毛色は鹿毛。種牡馬のUncle Mo（当時12歳）と交配したDownside Scenarioが8歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月10日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したナチュラルハイを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月6日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のラフィーニに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の京都2歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

3歳（2023年）

10月28日、約11か月の休み明けで馬体重を前走からさらに26kg増やして迎えた4戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの萬代橋特別（新潟芝2400m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後はドーバーイーグルと並んで2着同着となった。

11月11日、中1週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るステラポイントを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

12月3日、中2週で迎えた6戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝2500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

2023年12月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。