リンデンルレーブ（1995年生、母リンデンリリー）

リンデンルレーブ（1995年2月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時24歳）と交配したリンデンリリーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田隆志。戦績は、中央平地12戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

16歳のとき、福田牧場から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

3月7日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったフィールドプロスパに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月21日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ウイニングアリダーに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月10日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったオカノスピカを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月31日、中2週で迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウエスタンジュンコを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月24日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

11月14日、連闘で迎えた8戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月28日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のイブキマンダラを半馬身振り切って制した。

12月13日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（7戦1勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（8戦1勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

4歳（1999年）

6月6日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（9戦1勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。