シズク（2003年生、母ティーレックス）

シズク（2003年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「雫」。毛色は芦毛。種牡馬のタイキシャトル（当時9歳）と交配したティーレックスが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ヒカル牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方7戦5勝。主な勝ち鞍は2007年の春暁特別(一般E)。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

12月17日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

3歳（2006年）

12月31日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、がんばる競馬激励特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルスタードに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2007年）

1月14日、中1週で迎えた3戦目は、寒桜特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

1月21日、連闘で迎えた4戦目は、一般Fロ（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブラックディーノに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

2月3日、中1週で迎えた5戦目は、加曽利達博初四国特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のパラダイスゲストに約19馬身の大差をつけて勝利を手中に収めた。

2月17日、中1週で迎えた6戦目は、頑張れ串吾郎特別（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブラッドディガーに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月3日、中1週で迎えた7戦目は、春暁特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で倉兼育康騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンマルチカラに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5歳（2008年）

6月14日、約15か月半の休養明けで迎えた8戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般D10（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。