トウショウバスター（1990年生、母プリテイトウシヨウ）

トウショウバスター（1990年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロイヤルトルーン（当時8歳）と交配したプリテイトウシヨウが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

6月26日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は536kg。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったアラベスクバンブーにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

7月24日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシンルイスに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

8月22日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

9月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の川西特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

4歳（1994年）

4月24日、約7か月の休養明けで迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の両津湾特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。