ニホンピロナンシー（2009年生、母ニホンピロエミリー）

ニホンピロナンシー（2009年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋リンカーンの母ナンシー・リンカーンより」。毛色は鹿毛。種牡馬のリンカーン（当時9歳）と交配したニホンピロエミリーが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）友田牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方8戦0勝。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

4月7日、デビュー戦は丸野勝虎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた2戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着を確保した。

5月20日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい13着に敗れた。

6月23日、中4週で迎えた4戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月5日、中5週で迎えた5戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマースストロングにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

9月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた8戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

10月30日、中4週で迎えた9戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた10戦目は、一般C2一二（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた11戦目は、シクラメン特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

4歳（2013年）

1月10日、中2週で迎えた12戦目は、井坂祐輔婚活応援記念（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

2月6日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で沢田龍哉騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月11日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で沢田龍哉騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

3月19日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2五六（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で沢田龍哉騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた16戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。