ウォーターモースト（2017年生、母マイスイートベス）

ウォーターモースト（2017年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋架け橋（ロシア語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のトーセンホマレボシ（当時8歳）と交配したマイスイートベスが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡厚真町、生産者は大川牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、Y.Y.BloodStockによって270万円で落札された。2歳のとき、山口ステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、山岡良一によって1,080万円で落札された。

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

9月7日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は448kg。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

12月28日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

3歳（2020年）

1月19日、中2週で迎えた4戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田翼騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

5月2日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田翼騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月13日、中5週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

7月19日、中4週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（6戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

8月30日、中5週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた13戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

10月21日、中6週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた14戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、一般C34 C41（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた15戦目は、上杉周大スタートライン賞（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月10日、中4週で迎えた16戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた17戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、2020ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド園田第2戦（園田ダート1870m 雨/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

4歳（2021年）

1月2日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

1月21日、中2週で迎えた19戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったフェイトフルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月2日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた22戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた23戦目は、石堂響騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石堂響騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は長谷部駿弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエイシンファイターをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

5月13日、中1週で迎えた26戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、ハナミズキ賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。