ローンジャスティス（2005年生、母ハッシュバンバン）

ローンジャスティス（2005年4月12日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「孤独な正義」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時10歳）と交配したハッシュバンバンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地22戦3勝2着2回、地方4戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額2,200万円（5.5万×400口）で一口馬主が募集された。

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

2月17日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

6月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したビッグスワンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサンワードハーレーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月10日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

9月14日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったマルブツフラッシュに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で後藤浩輝騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルビスタに1馬身半の差をつけて優勝

12月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の舞浜特別（中山ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

4歳（2009年）

8月30日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた11戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5歳（2010年）

3月14日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

4月17日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のキングスリージョンをクビ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

5月9日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

7月4日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（5戦1勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

10月24日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飯坂温泉特別（福島ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

12月4日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（6戦1勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

6歳（2011年）

1月15日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（9戦1勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

4月10日、中8週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（10戦1勝）。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

7月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から34kg戻して迎えた23戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、青田特別（福山ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったグレイスフルムーヴから約13馬身差の2着となった。

7月16日、中1週で迎えた24戦目は、風鈴特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた25戦目は、三次の鵜飼特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた26戦目は、全国公営競馬主催者協議会会長賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。