ジファール（2005年生、母ユウジンカザン）

ジファール（2005年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「世界初の動力飛行船名」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時9歳）と交配したユウジンカザンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は山本和彦。戦績は、中央平地10戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山本和彦から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤信之によって105万円で落札された。

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

7月14日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

9月16日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

11月11日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

12月1日、中2週で迎えた6戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のソーマジックをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2008年）

2月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

5月4日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。