シゲルコウギョク（2009年生、母パーティランド）

シゲルコウギョク（2009年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋紅玉。林檎の品種名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤドン（当時10歳）と交配したパーティランドが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は船越伸也。戦績は、中央平地10戦0勝、地方8戦2勝。主な勝ち鞍は2012年の揖斐川賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、船越伸也から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって367.5万円で落札された。

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

6月26日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

7月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

10月23日、中4週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。6着に入り込んだ。

11月19日、中3週で迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

3歳（2012年）

3月18日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた9戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた10戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の揖斐川賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスリーアメニティーに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月27日、中4週で迎えた11戦目は、淀川特別（園田ダート1870m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

7月26日、中3週で迎えた12戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、ひまわり特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4歳（2013年）

3月2日、約7か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

8月13日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、BAOOで馬券を買おー賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた15戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

9月23日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

10月20日、中3週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた18戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエシレに3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。