シンコウリュウジン（1991年生、母アイネフレシア）

シンコウリュウジン（1991年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメイワパッサー（当時16歳）と交配したアイネフレシアが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は外舘孝一。戦績は、中央平地20戦3勝、中央障害3戦1勝。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

柴田欣也厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

7月31日、デビュー戦は細川英二騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

9月11日、中5週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月25日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で細川英二騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた4戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアースライトに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月29日、中2週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月20日、連闘で迎えた7戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

12月11日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に敗れた。

4歳（1995年）

5月27日、約5か月半の休み明けで迎えた9戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダガーを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて制した。

6月25日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトニーファーストをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

7月30日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

8月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上900万下のかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で的場均騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

5歳（1996年）

7月7日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の彦星賞（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。

8月31日、中7週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の館山特別（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で沢昭典騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢昭典騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

11月3日、中4週で迎えた18戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（1997年）

1月25日、中8週で迎えた20戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のストロングダリアをハナ差制して久方ぶりに勝ち星を挙げた。

7歳（1998年）

5月2日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた21戦目は、5歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下のセントポール賞（東京ダート2100m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（5戦1勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

6月27日、中4週で迎えた23戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。