アラフネ（2009年生、母サイレンスマンボウ）

アラフネ（2009年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「馬主名と父名から造語」。毛色は栗毛。種牡馬のクロフネ（当時11歳）と交配したサイレンスマンボウが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）アラキファーム。戦績は、中央平地27戦3勝。2011年のすずらん賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

8月20日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は430kg。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のモズベラベラを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月2日、中5週で迎えた2戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のジャーエスペランサに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

12月11日、中9週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦2勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

3歳（2012年）

2月11日、中8週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

4月8日、中7週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

9月29日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の秋風ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

10月28日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1600万下の紅葉ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2012ファンタスティックジョッキーズトロフィー（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

4歳（2013年）

1月6日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の節分ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

2月16日、中2週で迎えた12戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下の初音ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダンスファンタジアを半馬身振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

3月10日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

4月20日、中5週で迎えた14戦目は、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた15戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

10月20日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の甲斐路ステークス（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

5歳（2014年）

4月20日、約6か月の休養明けで迎えた17戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の春興ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

6月1日、中5週で迎えた18戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

7月12日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の天の川ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

8月16日、中4週で迎えた20戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。17頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

9月6日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の秋風ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の紅葉ステークス（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦2勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた24戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

6歳（2015年）

2月1日、中7週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の節分ステークス（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下の初音ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。