ヒシマイスター（2004年生、母スウィーピングズ）

ヒシマイスター（2004年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋巨匠、名人（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時12歳）と交配したスウィーピングズが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地18戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

当歳のとき、日高大洋牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、阿部雅一郎によって2,152.5万円で落札された。

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月21日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルターズコッパーに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2007年）

7月7日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

8月25日、中6週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

10月27日、中8週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

4歳（2008年）

4月13日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

6月22日、中5週で迎えた8戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

8月2日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

10月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下のサウジアラビア賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

11月23日、中1週で迎えた12戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

12月28日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

5歳（2009年）

1月17日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

2月8日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3月22日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた18戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。