サクラスペシャル（1997年生、母メールデイヴオワール）

サクラスペシャル（1997年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラチヨノオー（当時12歳）と交配したメールデイヴオワールが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

9月19日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は438kg。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたブリサターフ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

11月20日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

3歳（2000年）

6月10日、約7か月の休養明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた6戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1600m 小雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（5戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

9月2日、連闘で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のエアロトレインに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月30日、中3週で迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、勝ったマルタカウィナーにねじ伏せられて6馬身差の2着となった。

10月29日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

11月25日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

4歳（2001年）

4月15日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた16戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、万代特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。