ナンゴクユニバース（2009年生、母モリトオウカ）

ナンゴクユニバース（2009年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋宇宙」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時9歳）と交配したモリトオウカが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方8戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年のアーバンステージ神楽月賞(B2 B3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桜井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって525万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、渡義光によって945万円で落札された。

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

8月14日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

10月23日、中9週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

3歳（2012年）

1月17日、中7週で迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップレモン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた5戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

3月10日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では伸びが鈍く17着に終わった。

6月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた7戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップメロン賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、2着となった。

7月24日、中4週で迎えた8戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のルビーフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったスリーマンボに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月21日、中3週で迎えた9戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオーガストフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のドリームスパークルに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月1日、中9週で迎えた10戦目は、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したステップインタイムを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

11月29日、中3週で迎えた11戦目は、アーバンステージ神楽月賞（大井ダート1800m 曇/不良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアドレッセンスに1馬身1/4の差をつけて優勝

12月22日、中2週で迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の江坂特別（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

4歳（2013年）

1月6日、中1週で迎えた13戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

7月13日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた15戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、アルビレオ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

8月31日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

9月25日、中3週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた17戦目は、ファビィサドル特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（3戦2勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。