リプレイスインディ（2009年生、母ベルグチェリー）

リプレイスインディ（2009年5月3日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「父父父のＡ．Ｐ．Ｉｎｄｙに取って代るような活躍を期待して」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時6歳）と交配したベルグチェリーが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内酒井牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、地方11戦4勝2着1回。2013年のサマーカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、静内酒井牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、静内酒井牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、佐藤伝二によって367.5万円で落札された。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月10日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のディアジーローズを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月6日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/不良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

3歳（2012年）

1月9日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

2月18日、中5週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

4歳（2013年）

1月27日、約11か月半の休養明けで迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

3月2日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた10戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

5月29日、中4週で迎えた11戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般A5 B3（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のルレーヴドメールに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月5日、連闘で迎えた12戦目は、雨蛙賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のハハノアジツケに3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6月26日、中2週で迎えた13戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、雷鳥特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のタッチデュールを3/4馬身振り切って4勝目を手中に収めた。

7月12日、中1週で迎えた14戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアプローチミーに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月25日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、美濃菊特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

5歳（2014年）

2月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、ミルクカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

2月25日、中1週で馬体重を前走から21kg絞って迎えた17戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般A5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、フレンチナデシコにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4月10日、中5週で馬体重を前走からさらに13kg減らして迎えた18戦目は、臥龍桜特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

6月18日、中9週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた19戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、健康生活サポート「水素水36」杯（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた20戦目は、恵那峡特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた21戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で湯前良人騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。