マチカネハナノエン（1988年生、母マチカネヤヨイ）

マチカネハナノエン（1988年6月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパークリージエント（当時7歳）と交配したマチカネヤヨイが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は土肥四三市。戦績は、中央平地10戦2勝、中央障害13戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

3月23日、デビュー戦は千田輝彦騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（京都ダート1800m 小雨/不良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、4着に入り込んだ。

4月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未出走（京都ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

7月6日、中7週で迎えた5戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のコウエイタイガーに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月11日、中4週で迎えた6戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のファイブタフマンに3馬身の差をつけて2勝目を収める

9月7日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の八雲特別（函館芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に終わった。

10月13日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた11戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（1992年）

1月11日、中2週で迎えた12戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた13戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のリファードフォルムに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

2月9日、中1週で迎えた14戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロギアーから1馬身1/4差の2着となった。

3月8日、中3週で迎えた15戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスピードキャスターから1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月22日、中1週で迎えた16戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた17戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で林満明騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のトーアブリザードをアタマ差制して先頭ゴールを果たした。

5月17日、中4週で迎えた18戦目は、大江原哲騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月30日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 小雨）に出走。鞍上は林満明騎手（7戦2勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（8戦2勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた21戦目は、小倉障害ステークス（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（10戦2勝）。5頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月1日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（11戦2勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。