チアズスピードオー（1999年生、母タニノマイヒメ）

チアズスピードオー（1999年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時6歳）と交配したタニノマイヒメが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤本牧場。戦績は、中央平地9戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤本牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、北村キヨ子によって840万円で落札された。

増沢末夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

6月17日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったメイショウオサフネにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ヘルスウォールに交わされて1馬身1/4差の2着に敗れた。

3歳（2002年）

2月9日、約7か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のテミスに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月2日、中2週で迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

12月22日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヤシマセイリュウに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

4歳（2003年）

7月27日、約7か月の休養明けで迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したシンセイアカリにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（5戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったコマケンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月28日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（6戦2勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。