アドマイヤタッチ（1997年生、母ドルスク）

アドマイヤタッチ（1997年1月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時5歳）と交配したドルスクが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。1999年の兵庫ジュニアグランプリ(ハンデG3)に勝利した他、1999年の全日本3歳優駿(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

7月10日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

7月18日、連闘で迎えた2戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

8月22日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハッピーパラダイスに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月18日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

11月7日、中6週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた6戦目は、2歳ハンデG3の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のダイコーフクキタルに2馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を果たした。

12月23日、中3週で迎えた7戦目は、2歳G2の全日本3歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

3歳（2000年）

1月30日、中4週で迎えた8戦目は、3歳オープンのバイオレットステークス（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月19日、中6週で迎えた9戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

5月3日、中5週で迎えた10戦目は、3歳G3の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月14日、中5週で迎えた11戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の名古屋優駿（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月13日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、3歳G3のグランシャリオカップ（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（2001年）

1月30日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた13戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた14戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、仁川ステークス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

7月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の七重浜特別（函館ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた16戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

11月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月24日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のバンダムフェザントに6馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

5歳（2002年）

1月14日、中3週で迎えた20戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

3月9日、中3週で迎えた22戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北沢伸也騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月27日、約7か月半の休み明けで迎えた23戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の山科特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。