ヤマニングロワール（2003年生、母ワンオブアクライン）

ヤマニングロワール（2003年4月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋栄光（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時11歳）と交配したワンオブアクラインが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地11戦2勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳500万下(牝)。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

7月24日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアナナスを圧倒的な末脚でハナ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

10月16日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

11月19日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2006年）

1月22日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳500万下の若菜賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

2月12日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

4月15日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月29日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のトーホウカウンターに1馬身1/4の差をつけて2勝目をマークした。

5月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

11月5日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。