シスタージェム（2001年生、母クイーンバタフライ）

シスタージェム（2001年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「姉（生産地の浦河町姉茶より）＋宝石」。毛色は鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時12歳）と交配したクイーンバタフライが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は小林和義。戦績は、中央平地4戦0勝、地方13戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の3歳B5。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額800万円（8万×100口）で一口馬主が募集された。

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

4月4日、デビュー戦は小坂忠士騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。馬体重は416kg。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

8月25日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のデネブ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

11月7日、中6週で迎えた6戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るレイクアロマを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

11月16日、連闘で迎えた7戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるマウントサンデーを捕まえ切れず、8馬身差の2着に敗北した。

11月30日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月13日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3-6（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-5（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サッポロナンバーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2005年）

4月3日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、牝馬限定戦のジャスミン賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ビッキーバニヤンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月17日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定戦のジャスミン賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で青柳正義騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定戦のジャスミン賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で青柳正義騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって6着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた14戦目は、一般C5-8（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で青柳正義騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るイシノレヴリミットを上がり0位の末脚で半馬身差し切って2勝目を手にした。

5月29日、中2週で迎えた15戦目は、カシオペア特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で青柳正義騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦のスイートピー賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で青柳正義騎手（10戦2勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた17戦目は、カシオペア特別（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で青柳正義騎手（11戦2勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。