ヴァンデスプワール（2018年生、母ピュアブリーゼ）
Vent d'Espoir
2018.02.08
ヴァンデスプワール（2018年2月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「希望の風(仏)。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモーリス（当時7歳）と交配したピュアブリーゼが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の4歳以上C2二。
経歴
デビュー前
キャロットクラブにて総額2,400万円（6万×400口）で一口馬主が募集された。
高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2020年）
11月1日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では超凡な末脚を発揮し、4着に入った。
3歳（2021年）
1月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。
8月14日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたキャニオニング決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
10月17日、中8週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り 曇/重）に出走。17頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。
12月3日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。
4歳（2022年）
5月5日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から17kg戻して迎えた6戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のクワッドアーチをクビ差振り切って初勝利を挙げた。
5月26日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のキショクマンメンに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
6月16日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。
9月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシスターダダを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。
11月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。
5歳（2023年）
1月21日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に終わった。
4月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。
2023年4月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
5月27日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、うまかつJC1St 第2戦-9組（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のラスターサンライズに1馬身の差をつけて4勝目をゲットした。
6月19日、中2週で迎えた14戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。
7月4日、中1週で迎えた15戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR佐賀 第2戦（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。
7月15日、中1週で迎えた16戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、白南風賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。
8月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、木染月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のムーンパスゴールドに1馬身の差をつけて制した。
8月31日、中1週で迎えた18戦目は、オーガスト特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（2戦2勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。
9月18日、中2週で迎えた19戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、セプテンバー特選（佐賀ダート1860m 晴/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。
10月8日、中2週で迎えた20戦目は、寒露賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。
10月22日、中1週で迎えた21戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、時雨月賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。
11月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。
11月19日、中1週で迎えた23戦目は、雪待月賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。