エボルブ（1999年生、母チェリーコウマン）

エボルブ（1999年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェネラス（当時11歳）と交配したチェリーコウマンが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地21戦1勝2着2回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

2月24日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた2戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

3月16日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず最後はセンターヴィゴラスと並んで8着同着となった。

6月15日、中5週で迎えた6戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように急駛したが、ヒルオブトスカーナに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月23日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトヨサンキンメダルに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月6日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の十和田湖特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

4歳（2003年）

4月20日、約9か月の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

5歳（2004年）

1月11日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月8日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3月13日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したダイタクアルビンにクビ差届かず2着となった。

4月10日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた17戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の文知摺特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

5月30日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は安田康彦騎手（7戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

9月20日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

10月23日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は野元昭嘉騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

6歳（2005年）

3月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、田中亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。11着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田中亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。