エーピーホーク（1996年生、母リンドユメ）

エーピーホーク（1996年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時8歳）と交配したリンドユメが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地23戦3勝2着3回、中央障害4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

5月22日、デビュー戦は千田輝彦騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、勝ったサンライトビーミスにねじ伏せられて6馬身差の2着となった。

7月4日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

7月11日、連闘で迎えた4戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月21日、中5週で迎えた5戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイブラザーズを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って未勝利勝ちを決めた。

9月11日、中2週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の葛飾特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の伏拝特別（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

4歳（2000年）

4月15日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

4月29日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた10戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

7月22日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（函館ダート2400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で芹沢純一騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したダルタニアンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

8月12日、中2週で迎えた15戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒシゼファーを豪脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて2勝目を挙げた。

8月26日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の筑波山特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したチョウカイウィンを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月10日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るグラスワールドを異次元の末脚で3/4馬身差し切って3勝目を手中に収めた。

9月23日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

5歳（2001年）

1月21日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

1月29日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた20戦目は、4歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

3月4日、中4週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた21戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

4月8日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

5月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

11月11日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は田中剛騎手（8戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（9戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロビクトリアから2馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中1週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のヒルノニフティーに3馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月23日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。