クリノフラッシュ（2015年生、母ホーネットピアス）

クリノフラッシュ（2015年5月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+閃光」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時8歳）と交配したホーネットピアスが22歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。主な勝ち鞍は2018年の春待月賞(1000万下)。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

11月5日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた3戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

3歳（2018年）

1月20日、中4週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったミアグアにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

2月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエスケートーラスに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月11日、中3週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

8月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鳥栖特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

11月4日、中5週で迎えた9戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高山特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウラケーテを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目をゲットした。

12月28日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の春待月賞（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のトップランに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2019年）

3月2日、中8週で迎えた12戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の播磨ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2020年）

5月10日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの上賀茂ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの麦秋ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は和田翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの花のみちステークス（阪神ダート1800m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

8月23日、中7週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの薩摩ステークス（小倉ダート1700m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスの桜島ステークス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田翼騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、マルシュロレーヌに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

10月18日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの平城京ステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で和田翼騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスの奥羽ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田翼騎手（6戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

6歳（2021年）

1月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの瀬戸ステークス（中京ダート1900m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で和田翼騎手（7戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

2月14日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上3勝クラスの加古川ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で和田翼騎手（8戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

5月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの三条ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で和田翼騎手（9戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月3日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた24戦目は、3歳以上3勝クラスの九州スポーツ杯（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で和田翼騎手（10戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

9月5日、中8週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの西日本スポーツ杯（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で和田翼騎手（11戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイショウダジンにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

9月26日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの内房ステークス（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で和田翼騎手（12戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

10月30日、中4週で迎えた27戦目は、3歳以上3勝クラスの西脇ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で和田翼騎手（13戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

7歳（2022年）

1月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの遠州灘ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のラヴォアドゥースに7馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

3月2日、中5週で迎えた29戦目は、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4月9日、中4週で迎えた30戦目は、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

10月1日、約6か月の休み明けで迎えた31戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（中京ダート1900m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

11月20日、中6週で迎えた32戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた33戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、コールドムーンステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

8歳（2023年）

1月7日、中2週で迎えた34戦目は、すばるステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた35戦目は、門司ステークス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

2月19日、中4週で迎えた36戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、大和ステークス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

4月1日、中5週で迎えた37戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ポラリスステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着を確保した。

9歳（2024年）

2月11日、約10か月半の休み明けで迎えた38戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、バレンタインステークス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

2024年2月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。