クニノカハン（2004年生、母テンザンタカネ）

クニノカハン（2004年4月2日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のコロニアルアッフェアー（当時14歳）と交配したテンザンタカネが20歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は及川幸夫。戦績は、地方38戦8勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の彩の国地鶏タマシャモ賞(一般C3一)。

経歴

デビュー前

松浦備厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2007年）

12月14日、デビュー戦は酒井忍騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は510kg。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた2戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4歳（2008年）

3月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るオジロハクオウを異次元の末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

4月9日、中1週で迎えた4戦目は、一般C3六七八（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

5月12日、中4週で迎えた5戦目は、一般C3七八（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた6戦目は、一般C3六七（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた7戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた8戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C3-11 12（大井ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

11月25日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、一般C3六（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマルカンダッシューをクビ差振り切って久方ぶりの実戦をモノにした。

5歳（2009年）

1月12日、中6週で迎えた10戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C3-11 12（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアールコリーダに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

1月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、一般C3六七（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

2月11日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた12戦目は、一般C3六七八（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は脇田創騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月17日、中4週で迎えた13戦目は、一般C3八九（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月28日、中5週で迎えた14戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C3八九十（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のクインズウイスパーに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月28日、中3週で迎えた15戦目は、一般C3五六七（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

7月2日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、一般C3四五六（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

7月14日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた17戦目は、一般C3十1112（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったハートラインに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月6日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3四五六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のタカミプリエールに1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

9月11日、中4週で迎えた19戦目は、一般C3二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のリトルマリリンを半馬身振り切って6勝目を獲得した。

10月16日、中4週で迎えた20戦目は、一般C3一（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた21戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

11月27日、中1週で迎えた22戦目は、彩の国地鶏タマシャモ賞（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のブリランテーロを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

12月25日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2十十一（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（10戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6歳（2010年）

1月8日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3二三（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（11戦4勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

2月11日、中4週で迎えた25戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた26戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の4歳C3（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は岡田大騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持久力でしぶとく粘り込んで、最後は2着のスコールクロスを3/4馬身振り切って8勝目を手中に収めた。

4月16日、中2週で迎えた28戦目は、一般C3二三ア（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3二三（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

5月14日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田大騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた31戦目は、行田古代蓮賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田大騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

6月25日、中3週で迎えた32戦目は、一般C3二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡田大騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月20日、中3週で迎えた33戦目は、一般C3二三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（12戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

8月5日、中1週で迎えた34戦目は、一般C3三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（13戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

10月6日、中8週で迎えた35戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、がんばれ!馬産地日高特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた36戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、JA富川ルシナ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

11月27日、中4週で迎えた37戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、祝大宮祝秋山就職特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた38戦目は、佐田沈下橋特別（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。