オブラディオブラダ（2011年生、母テレサザティーチャ）

オブラディオブラダ（2011年5月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「曲名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時11歳）と交配したテレサザティーチャが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方6戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の一般C17。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

3月15日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

7月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

10月24日、中9週で迎えた4戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、ランズデールに交わされて5馬身差の2着となった。

11月5日、中1週で迎えた5戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳C10（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、オーバーチュアに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた6戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた7戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るレッツダンスを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月19日、中1週で迎えた8戦目は、エノキグサ特別（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2015年）

1月2日、中1週で迎えた9戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るラストアタックを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。