カントウオウ（2001年生、母イケイケコマチ）

カントウオウ（2001年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「関東の王」。毛色は栗毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時13歳）と交配したイケイケコマチが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松木加代。戦績は、中央平地8戦0勝、中央障害4戦1勝2着1回、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2005年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月22日、デビュー戦は伊藤直人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

3歳（2004年）

1月11日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサマーフラワー賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモスタッドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

12月19日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

4歳（2005年）

1月10日、中2週で迎えた11戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

1月22日、中1週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったアチーブフィートから2馬身半差の2着に敗北した。

2月12日、中2週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のヤサカスプラウトに1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

8月25日、約6か月半の休養明けで迎えた14戦目は、ファビィホイップ特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

5歳（2006年）

4月25日、約8か月の休養明けで迎えた15戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、マルチスピリット特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。