エイユーピーチ（2002年生、母ミスハーバー）

エイユーピーチ（2002年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋桃」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時10歳）と交配したミスハーバーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）上井農場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方17戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上D3一。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

1月16日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は398kg。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

9月3日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から40kg増やして迎えた2戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は減速してしまい17着に終わった。

10月12日、中5週で迎えた3戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上D2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

11月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上D3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上D4三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

12月31日、中3週で迎えた7戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D5四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

4歳（2006年）

1月25日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上D6一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上D6二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上D5三（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

3月23日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上D5三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフジノスリーセブンを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

4月6日、中1週で迎えた12戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D4三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上D4二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上D3三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（7戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上D3四（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリュウノクルーズを捕まえ切れず、3馬身半差の2着となった。

6月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上D3二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（9戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、パリヤスにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月19日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上D3一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（10戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネフェーリスに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月17日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上C7三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で有馬澄男騎手（11戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上C7二（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で有馬澄男騎手（12戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。