コスモエルベン（2006年生、母フィリーズベスト）

コスモエルベン（2006年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋相続する（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時17歳）と交配したフィリーズベストが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は漆原武男。戦績は、中央平地16戦1勝2着2回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、目名共同トレーニングセンターから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって535.5万円で落札された。

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月17日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。馬体重は472kg。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた3戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月11日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で千葉直人騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2009年）

1月25日、中5週で迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3月14日、中6週で迎えた9戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着に入った。

4月4日、中2週で迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、キングパーフェクトにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4月26日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったオルトリンデにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5月17日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のヒカルルーキーをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

5月30日、中1週で迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 曇/重）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

11月15日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

4歳（2010年）

1月17日、中8週で迎えた15戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

3月7日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

4月18日、中5週で迎えた17戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。