コリカンチャ（2022年生、母アロマティコ）

コリカンチャ（2022年3月4日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「インカ時代の太陽の神殿。太陽の祭りインティライミが始まる場所」。毛色は鹿毛。種牡馬のBricks and Mortar（当時8歳）と交配したアロマティコが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

10月13日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた2戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月28日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

3歳（2025年）

1月19日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に敗れた。

5月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

5月10日、連闘で迎えた6戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のセレスチャルホープに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のビップディランをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

11月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの国立特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの花見小路特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（4戦2勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。