パイロット（2005年生、母ハッピーマリヤ）

パイロット（2005年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「パイロット、水先案内人」。毛色は栗毛。種牡馬のステイゴールド（当時11歳）と交配したハッピーマリヤが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）菊地牧場。戦績は、中央平地9戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、門別牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって745.5万円で落札された。2歳のとき、コスモヴューファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、小田切有一によって840万円で落札された。

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

8月26日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。17頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた2戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

3歳（2008年）

1月19日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

1月26日、連闘で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた5戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

2月24日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 小雪/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3月22日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のメイショウジャイロに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月24日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳500万下の早苗賞（新潟芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。