ビルンバウム（2021年生、母スカーレル）

Birnbaum

2021.03.25

ビルンバウム（2021年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「梨の木(独)」。毛色は栗毛。種牡馬のMind Your Biscuits（当時8歳）と交配したスカーレルが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2024年のサマーカップ。

経歴

デビュー前

渡辺薫彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

1月13日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は546kg。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

4月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

7月20日、約3か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

9月1日、中5週で迎えた5戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサマーカップ（佐賀ダート1860m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゼットメルベーユに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。