ゲンパチパワフル（2004年生、母ミストリアーチ）

ゲンパチパワフル（2004年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋力強い」。毛色は鹿毛。種牡馬のデヒア（当時13歳）と交配したミストリアーチが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）梅田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方15戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年のペルセウス特別(B1)。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

3月17日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた2戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

5月5日、中4週で迎えた3戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキセキノオーラに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳B4（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンノオトメに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月28日、連闘で迎えた5戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキラキラジェリーを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の昭夫・美和結婚17周年記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラスターライトを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

9月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のキングイグアスを半馬身振り切って4勝目を収める

10月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉原寛人騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメジャーフォルテに1馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

11月5日、中2週で迎えた11戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミヨノインパクトを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月11日、連闘で迎えた12戦目は、一般B4-5（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（8戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた13戦目は、一般B4-3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

12月23日、中3週で迎えた14戦目は、一般B4-3（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4歳（2008年）

1月25日、中4週で迎えた15戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた16戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた17戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C10（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。