キタサンタイコバン（2000年生、母ファンタジーダンス）

キタサンタイコバン（2000年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋太鼓判」。毛色は鹿毛。種牡馬のバンブーアトラス（当時21歳）と交配したファンタジーダンスが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）坂本牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方33戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の琴似特別(一般D2-2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、米田一彦によって787.5万円で落札された。

中島敏文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月3日、デビュー戦は宗像徹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

3歳（2003年）

7月10日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、板倉範明騎手を鞍上に迎えて、一般D4-3（旭川ダート1500m 雨/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のワイティトップガンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月23日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般D4-2（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた6戦目は、一般D4-2（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた7戦目は、一般D4-3（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた8戦目は、一般D4-1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた9戦目は、星野純一騎手を鞍上に迎えて、一般D4-1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のスナークビクトリアに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

4歳（2004年）

4月22日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、一般D3-1（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のデストロイヤーに6馬身の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

6月23日、中8週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた11戦目は、一般D2-2（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったセルリアンピューマから1馬身半差の2着に敗北した。

9月1日、中9週で迎えた12戦目は、一般D2-2（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた13戦目は、一般D2-1（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた14戦目は、一般D2-2（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

5歳（2005年）

1月10日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は下條知之騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

1月30日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

2月6日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で下條知之騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で下條知之騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

2月27日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下條知之騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシノセンヒメに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月14日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雪/良）に出走。鞍上は6戦連続で下條知之騎手（6戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイーグルスマイルを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で下條知之騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

4月21日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマノタイショウから半馬身差の2着に敗北した。

4月28日、連闘で迎えた25戦目は、一般D3-1（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた26戦目は、琴似特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミツイシスターに1馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

5月31日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、花川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた28戦目は、大谷地特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた29戦目は、メルカル特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦1勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた30戦目は、メラク特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で服部茂史騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた31戦目は、ミンタカ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で服部茂史騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた32戦目は、アルニラム特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で服部茂史騎手（8戦1勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた33戦目は、さそり座特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で服部茂史騎手（9戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた34戦目は、一般D2-2（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で服部茂史騎手（10戦1勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた35戦目は、富川特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で服部茂史騎手（11戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた36戦目は、門別ファンクラブ特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で服部茂史騎手（12戦1勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。14着に終わった。