ガウチョ（2010年生、母シルクフローラ）

ガウチョ（2010年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「南米のカウボーイ、曲名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時18歳）と交配したシルクフローラが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田ファーム。戦績は、中央平地11戦1勝、地方15戦2勝2着1回。2014年の佐賀皐月賞(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月28日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 小雨/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、4着に入った。

12月24日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

3歳（2013年）

1月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

4月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のライフトップガンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月6日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた9戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた10戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

12月15日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

4歳（2014年）

4月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた12戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、新緑特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトップザバードをクビ差振り切って休養明け初戦を物にした。

5月10日、中1週で迎えた13戦目は、地方重賞の佐賀皐月賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトップザバードに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月1日、中2週で迎えた14戦目は、北山湖特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

7月12日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（3戦2勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、マイウエイに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月26日、中1週で迎えた16戦目は、地方重賞の大村湾賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた17戦目は、プロミネントカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で南谷圭哉騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

9月6日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で南谷圭哉騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

10月4日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で南谷圭哉騎手（7戦2勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた20戦目は、シャングリラカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で南谷圭哉騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で南谷圭哉騎手（9戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた22戦目は、柿本量平騎手を鞍上に迎えて、小雪賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（10戦2勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く3着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた24戦目は、ファンタジーカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（11戦2勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず3着に敗れた。

5歳（2015年）

1月12日、中1週で迎えた25戦目は、有明海特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（12戦2勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

1月17日、連闘で迎えた26戦目は、地方重賞のサイネリア賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（13戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。