シトラスノキセキ（2016年生、母シャイニンググラス）

シトラスノキセキ（2016年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ネーブルオレンジより+奇跡」。毛色は鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時9歳）と交配したシャイニンググラスが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の朝日岳特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、加藤正二郎によって1,728万円で落札された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月28日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のチビラーサンをハナ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2019年）

1月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた3戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

4月7日、中8週で迎えた4戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のデイジー賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

6月16日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/重）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた6戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

11月9日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの相馬特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

12月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの桑名特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

4歳（2020年）

3月8日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

3月14日、連闘で迎えた10戦目は、L.ヒューイットソン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

5月24日、中9週で迎えた11戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、5着を確保した。

6月7日、中1週で迎えた12戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた13戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの立待岬特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

7月25日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

10月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラスの朝日岳特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で水口優也騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバカラクイーンと並んで1着同着となった。

11月1日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの五色沼特別（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で水口優也騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

5歳（2021年）

2月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスのテレビ山梨杯（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3月27日、中6週で迎えた19戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

7月4日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのHTB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい7着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスの湯の川温泉特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

9月11日、中7週で迎えた23戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの汐留特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小沢大仁騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

12月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの有松特別（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は西村太一騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず最後はシオミチクレバと並んで8着同着となった。